金花会

組織・グループ

初出:『花札学徒鉄火録』黎明篇ー誘う女ー

《生徒会》会計部内に置かれた「学校側非公認」の部署(①)、または毎週金曜日の放課後(通常授業日)に本校舎二階奥の空き教室で開帳される賭場の事(②)。一部の生徒からは賭場のみを管理する組織であると誤解されているが、正式には《花ヶ岡高校》における《賀留多文化》と賭場の両方を管理・運営している。前身に《姫天狗同盟》という組織を持つ。以下、二項目に分けて解説を記す。

①学校側非公認部署としての側面

元来、学校側は校内での賀留多使用及びこれに類する様々な活動を公認してはいない。あくまで「生徒が自発的かつ風紀悪化を招かない程度に行うごっこ遊び」とし、学校側は黙認の体制を取っている。しかしながら、年度を重ねる毎にごっこ遊びの域を脱し、生徒達は他の公認された生徒会組織よりも厳格に取り扱っているのが実情である。

金花会の組織体制は会計部の属する生徒で構成されるが、必ずしも会計部の生徒全員が金花会の業務にあたる訳ではない。会計部と金花会を兼務するには生徒への負担が大きくなる為、兼務者は体育・文化系部活動いずれにも属さない生徒だけである。

金花会では、次のような業務を主に遂行する。なお、《》内の項目については詳細説明を別項に譲る。

  • 《賀留多文化》の保全
  • 校内通貨《花石》の出納業務
  • 《目付役》の育成、派遣
  • 《札問い》の公正な運営
  • 賭場の管理運営

運の絡む賀留多遊戯の常用、金銭と同じような効力を持つ校内通貨の流通は、恫喝や暴力といった違法手段に訴え、勝敗結果の歪曲や、校内通貨を他者から取り上げようとする生徒を生む危険性も孕んでいる。一方で被害に遭った生徒が教員に相談したとしても、「そんな遊びをする方も悪い」「そういった遊びからは身を引くように」と、喧嘩両成敗に近しい回答が返って来るだけである。

金花会だけでなく、殆どの生徒は賀留多文化の継続を望んでおり、他人の引き起こした問題によって学校側から賀留多文化の廃絶を要求されないとも限らない。これらの事から、金花会は賀留多文化の継続、恒久化を求めて生徒間で発足した自治組織という見方も出来る。

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